アキラの『さすらい』を読了

nostalji2004-12-02

小林旭:著『さすらい』(新潮文庫:2004年12月1日第1刷発行)を読了。
ハードカバーで発売(2001年12月)された時に読みたいと思いながら買いそびれていた本だったので、アキラのCDを聴きながら一気に読んでしまいました。文庫本で224ページなので3時間弱で読める分量です。
“渡り鳥シリーズ”の人気の秘密を「日本の中なのに日本じゃないって雰囲気を背景に、自分の故郷を見せたことにある」と語っているのは流石。当時の観客にとっては、疎開先に住んでいた者には懐かしい光景であり、集団就職で都会に出てきた連中には故郷の母を思い出させる風景だった。地方を舞台に、実世界にないロマンを作りあげたんですね。
西脇英夫氏が解説に書いていましたが、アキラ主演の映画が制作されてもいいよね。ジョン・ウー監督で、競演は高倉健。現在の日本でスターと呼べるのはアキラとケンさんしかいないもの。
画像は、『さすらい』の表紙。


加賀騒動』と『ロンサムダブ』を録画しようと思ったら、国会中継になっていた。NHK総合で放送しているのだから、BS2で放送する必要ないじゃないか!
散髪に行った後、録画したまま未見だったアキラの『二連銃の鉄』と『夜霧の第二国道』を観て、1日終わり。