沢庵漬けの由来は……

nostalji2004-12-11

西部劇DVDの『正午から3時まで』を観る。
実生活におけるチャールズ・ブロンソンとジル・アイアランドの仲良し夫婦ぶりを逆手にとったような皮肉タップリのおトボケ西部劇です。
伝説が形成される過程とその裏側に隠された真実の物語によって、巷間に伝えられている西部劇の真実はこんなもんだよと、作者がほくそ笑んでいるのがわかります。
原作・脚色は『必殺の一弾』の原作・脚色で非凡なところを見せたフランク・D・ギルロイで、この作品の成功は全て物語の面白さにありますね。ただ、自ら監督せずに、バート・ケネディあたりが演出していれば、もっと洒落っ気のあるコメディに仕上がっていたと思いますけど。
音楽はエルマー・バーンスタインで、主題歌の「ハロー・アンド・グッドバイ」はジル・アイアランドが歌っています。
画像は『正午から3時まで』のDVDジャケット。


12月11日は、沢庵和尚の命日。1645年(正保2年)に73歳で亡くなっているんですよ。でもって、なんで沢庵和尚が日記に出てきたかというと、命日ということだけでなく、ご近所から沢庵漬けを頂いたからです。我が家では、漬物を食べるのはカミさんだけで、漬物はたいてい貰い物で済ましています。
でもって、沢庵漬けですが、“紫衣事件”で沢庵和尚が出羽の国・上ノ山に流された時、農家の人々といっしょに干し大根を糠と塩で漬ける“貯え漬け”を考案したんですな。その後、罪を許されて江戸品川の東海寺の住職となり、ある日、将軍家光が訪ねた時、この“貯え漬け”で家光をもてなしたところ、家光は大いに喜び、これを“沢庵漬け”と名づけたらよかろう、と言ったとか。これが沢庵漬けの始まりなんです。カミさんは、私の話を疑い深そうにパリポリ、パリポリ……