『巨人の星』世代

nostalji2005-05-15

堀井憲一郎の『「巨人の星」に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ』(講談社文庫:2003年5月15日第1刷発行)を読了。人気マンガだった『巨人の星』(梶原一騎:作、川崎のぼる:画)にツッコミを入れて面白がっているだけの本です。 “まえがき”にも書かれているように、私たち団塊の世代は『巨人の星』より『あしたのジョー』になりますね。両作品は同時期に「少年マガジン」に連載されていたのですが、その頃私は大学生で、1958年生まれの著者は小学生。この年齢差ギャップは大きいです。『巨人の星』はバカバカしくて幼稚でしたからね。それに星飛遊馬は体制人間だったし……弱小球団に入団して常勝・巨人を倒すという反骨精神があれば認めたかもね。
昨日に引き続き、“クラシック・シネマ・コレクション”DVDの『ネブラスカ魂』(1948年/監督:レスリー・フェントン)を観る。実在したガンマン“ウエスパリング・スミス”の活躍を描いた西部劇です。スミス(アラン・ラッド)が残雪の残る山を下ってくる冒頭から、列車強盗のバートン兄弟を射ち倒すところまでは快調なのですが、親友のマレイ(ロバート・プレストン)牧場で養生するところからモタモタします。ラストに向けて対決ムードが盛り上がっていかないのが致命的ですね。それと、アラン・ラッドの二挺拳銃は今イチ颯爽としておらず、ギコチないんですよ。ヒロインのブレンダ・マーシャルも顔が大きくて少しも美人でなく、全然魅力的でありませ〜ん。
本日は、さいたま市長選挙の投票日だったけど、すっかり忘れていた。選挙演説を全然聞いていないんだよなァ。