サンダーバードなのだ

nostalji2005-08-22

1864年8月22日、スイスのジュネーブで戦争での負傷者を中立的に看護する国際的制度が12カ国の政府代表によって調印されました。赤十字協定ですな。スイス国旗の色を反転させた赤十字をシンボルとした国際救助組織の誕生です。
でもって、赤十字とは全然関係ありませんが、録画していた『サンダーバード/国際救助隊出動せよ』と『サンダーバード』を観ました。『サンダーバード/国際救助隊出動せよ』(1981年/監督:デヴィッド・レイン)は、TVシリーズの第1話「SOS原子力旅客機」と第7話「原子力機ファイアーフラッシュ号の危機」を再編集した作品。サンダーバードの入門用として役立ちます。感想は、懐かしさはあっても、子供の頃のような感動はありませんでした。
サンダーバード』(2004年/監督:ジョナサン・フレイクス)は実写版によるリメイク。オリジナルのスーパー・マリオネットは、もともと子供向けに作られたもの(大人が観ても面白い)で、実写版もお子様向けになったのは仕方ないでしょうね。私は精神年齢が低いので、それなりに楽しめましたけどね。最近の映画はタイトルもなく、いきなり始まるものが多いのですが、“サンダーバード”のテーマにのって展開するアニメ・タイトルは洒落ていて、この映画の一番の見所です。サンダーバード1号から5号、それにジェットモグラまでの主要メカは全て登場しますが、救助シーンが少ないのが問題。空まで飛ぶペネロープ・カーも出てきますが、ロールス・ロイスの造形になっていないのが残念。主役をアランに持ってきたのは子供向け映画の常套ですが、父親がビル・パクストンというのは少し若くないかい?全体としては続編への紹介的内容で、続編で本格的なメカの活躍を観たいですね。だけど、興行的にコケたみたいで、これ一作だと、やっぱり駄作になるでしょうねェ。
画像はテレビ版のペネロープ・カー(スーパー・ロールスロイス