素晴らしき特撮人生

nostalji2005-11-16

佐原健二:著の『素晴らしき特撮人生』(小学館:2005年9月1日初版発行)を読了。著者の自分史のような本です。アッと驚くような裏話はありませんが、著者の人となりが文章に滲み出ています。“ラドンの卵”の話は愉快でしたね。『大当り狸御殿』のレビュー・シーンで、著者(役名が唄う男)と河内桃子とデュエットしているんですが、出演した経緯について全く触れていなかったのが残念で〜す。
録画したまま未見だった『不知火小僧評判記・鳴門飛脚』(1958年・東映/監督:深田金之助)を観る。大川橋蔵主演の明朗時代劇。捕り手相手の橋蔵の立回りは、動きがスムーズで中々見せてくれます。刀を持ってのチャンバラだと力強さがないのですが、逃げながらの盗賊の殺陣は、軽さが却って幸いしていますね。阿部九州男、加賀邦男、原健策の小悪党に、花園ひろみ、雪代敬子の二番手女優の共演というB級作品ですが、意外と楽しめました。
HP:チャンバラワールドの「橋蔵のチャンバラ映画」に追加アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/star2/hasizo2.htm