頼れるオジサン

nostalji2009-08-12

気が向いた時に整理している録画保存ビデオのチェック。観たような気もするし、観ていないような気もして、結局最後まで観てしまったのが『大江戸千両囃子』(1955年・東映/監督:佐々木康)でした。将軍家拝領の扇を巡っておこる御家騒動なんですが、姉を捜す可憐な旅役者(美空ひばり)、秘命をおびて扇を探す美剣士(東千代之介)、御家乗取りを図る悪家老(山茶花究)と配下の刺客(加賀邦男)、鉄火な女掏り(西条鮎子)が追いつ追われつの道中を展開します。ひばりの歌と踊り、千代之介の踊りを挿入し、大友柳太郎や大江美智子のチャンバラもふんだんにあって東映時代劇の面白さを満喫できます。特に、女剣戟の大江美智子の立回りは、映画で観る機会が殆どないので貴重でしたね。動きが流麗で、殺陣に美しさがあります。
ひばりの歌と踊りに始まり、ひばりと千代之介の踊りで終わるということで、HP:チャンバラワールドの「ひばり時代劇」に追加アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/star3/hibari4.htm
画像は、ひばりと千代之介を助ける大友柳太郎。二刀流は不器用なので、上手いとはいえませんが、酒を飲んで豪快に笑い、悪人たちを斬りまくる大友柳太郎は、当時のチャンバラ好きの子供たちとって、頼れるオジサンでしたねェ。