“見る”と“観る”の違い

nostalji2005-12-12

私は“見る”と“観る”を使い分けていますが、“見る”とは何も考えないで漠然と見ている状態で、“観る”とは“くわしく見る”状態です。だから、B級映画を観る時だって、結構アタマを使っているんですよ。でもって、“ウエスタン・ムービーズVol.3”DVDボックスに収納されているランドルフ・スコットグレン・フォードの『無頼漢』(1943年/監督:チャールズ・ヴィダー)を観ました。
ユーモア部分とシリアスな部分が上手くリンクしていないのが難点ですが、総体的には面白く仕上がっています。ユーモアあふれる酒場の乱闘シーンや、迫力ある馬のスタンピード・シーンなんて、西部劇の面白さ満点です。だけど、ラストの銃撃戦は、ユーモアを強調するあまり、しまりのないものになってしまいましたね。傍役のグィン・ウィリアムスやエドガー・ブキャナンも個々に見ると面白い存在なんですが、ドラマの中では彼らのユーモアがフィットしていません。
主役はグレン・フォードですが、クレジットのトップはランドルフ・スコットでしたね。ちなみに、グレン・フォードは3番目。ヒロインのイブリン・キースは、当時監督のチャールズ・ヴィダーと結婚していたんじゃないかなァ。画像は、付録についていたポストカード。グレン・フォードとグィン・ウィリアムスです。
HP:西部劇シネマ館へ「オーディ・マーフィの西部劇」をアップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/wstar1/om001.htm