昨日に続き

nostalji2017-04-07

北陸旅行を日記にアップした後、友人が送ってくれた西部劇『決闘カリブ街道』(1950年/監督:エドウィン・L・マリン)を観る。ナット・ホルトの製作によるランドルフ・スコット主演の西部劇です。
ジム(ランドルフ・スコット)とマイク(ビル・ウィリアムス)は36頭の牛を連れてモンタナからカリブ街道を通ってブリティッシュコロンビアにやって来ます。通りかかった土地はウォルシュ(ヴィクター・ジョリー)が支配しており、橋の通行料を払わなかったことからウォルシュの手下マーフィー(ダグラス・ケネディ)に襲われます。牛は奪われ、マイクは腕に重症を負い、命を救うためにジムはマイクの腕を切断。カーソン・クリークの町で、ウォルシュに支配されていない酒場の女将フランシス(カリン・ブース)にマイクを預け、ジムはグリズリー老人(ギャビー・ヘイズ)と砂金を探しに出かけます。ジムは牧場に適した豊かな土地を見つけますが、インディアンに捕まり、何とか脱出。脱走の途中で見つけた砂金を持って町に戻りますが、マイクは片腕になったことからひねくれており、ジムと敵対します。町を出たジムは、カリブ街道で300頭の牛を連れてモンタナから移住するグリズリー老人の義姉に出会い、自分が見つけた土地へ案内することになりますが……
ナット・ホルトは、1946年のランドルフ・スコット主演『群盗の町』であてて以来、プロダクションをおこし、『拳銃街道』『ブラクストンの決闘』『カナダ平原』『平原の勇者』と、スコット主演の西部劇を量産していきます。内容はどれも凡作ですが、スコットの魅力だけで見せています。この作品も同様で、毅然とした中に優しみをたたえるスコットそのものを楽しむだけで〜す。