録画していた『東京の暴れん坊』(1960年・日活/監督:斎藤武市)を観る。小林旭は、“銀座の次郎長”と呼ばれている、腕っ節が強くて、二枚目で、歌の上手い人気者。小林信彦氏が“無意識過剰”と名づけたアキラのコミカル演技を存分に見ることができる傑作です。このシリーズは、一般的に“暴れん坊シリーズ”と呼ばれていますが、2作目は『でかんしょ風来坊』で、4作目以降は『銀座の次郎長』です。“暴れん坊”と付いていても、『歌う暴れん坊』はシリーズと関係ないアキラ映画だし、アキラの“流れ者シリーズ”の中に『大暴れ風来坊』というのがあったりして、ややこしくて仕方がありません。私は主人公のニックネームを取って、“銀座の次郎長シリーズ”と呼んでいま〜す。
画像は、『東京の暴れん坊』の挿入歌「ノーチヨサン節」のレコードジャケット。♪〜恋という字をヤッコラヤノヤ 分析すればノーチヨサン〜