日活アクション・コメディー

nostalji2006-06-17

録画していた『虎の子作戦』(1963年・日活/監督:柳瀬観)を観る。警察の5人の特命刑事が、犯罪組織の黒幕をあばく物語です。大金持ちだけどスリルを楽しむために刑事となった作戦担当の宍戸錠、技術担当のパラボナ山田吾一)、変装名人の忍術(桂小金治)、格闘名人の六段(垂水吾郎)、プレイボーイのシャネル(小高雄二)の5人に、その上司が殿山泰治で、ヒットラーそっくりの扮装の悪党が上田吉二郎とくれば、完全にコメディ・アクションです。笹森礼子だけがマジに演技して浮いていますね。この手のオフザケ映画は好きなので愉しめました。脚本部分には問題ないのですが、アクション演出がもたついているのでスラップステッィクの笑いの切れ味が今イチ悪かったです。柳瀬観という監督を私は知らないのですが、プログラムピクチャーとしては上出来作品ばかりなのに、作品数が少ないのは何故ですかねェ……?
シンドラー社製エレベーターに制御プログラムのミスがあったことが明らかになり、シンドラー社の最高責任者がやっと謝罪に現れましたね。自社の責任が明確にならない限り、欧米企業の経営者は謝らないものなので〜す。