考証がムチャクチャ

nostalji2006-10-23

録画していた『隠密変化』(1959年・新東宝/監督:加戸野五郎)を観る。柳生十兵衛(天城竜太郎)が家光の命を狙う豊臣の残党と戦う物語ですが、残党一味の首領が石田の遺臣・島左近で一緒にいる姫が石田三成の娘だというんですから時代考証がムチャクチャです。関ヶ原から何年経っているか、脚本家は全く考えていませんね。でもって、内容は演出が凡庸で退屈、退屈。殺陣の下手は別にして、作り方次第(例えば、東映の“柳生武芸帳シリーズ”のような集団時代劇)では面白くなったと思うのですが……
風邪をひいたのか、朝からクシャミと鼻水がとまらない。『隠密変化』を観ている途中で風邪薬を飲んだら、映画の最後の方では眠くなってきました。こんな時は、CDを聴きながら寝ているに限ります。画像は、『テレビ時代劇コレクション』のCDジャケット。購入当初は未見のものが多く、馴染みの曲が少なかったのですが、その後「新木枯し紋次郎」や「狼無頼控」などCATVなどで見る機会があり、購入していてよかったで〜す。