ロケ地は広島

nostalji2006-11-08

録画していた『二十四時間の情事』(1959年/監督:アラン・レネ)を観る。広島にロケにやってきたフランス女優(エマニュエル・リヴァ)と、日本人技師(岡田英二)との1日の恋物語。といっても、男と女の出会いは一切語られず、その時その時の女の心情が映像となって表現されます。戦時中、女はドイツ兵を恋人にしており、戦争が終わると恋人は殺され、彼女は非国民として丸坊主にされ、気が狂った過去を持っています。男との情事の中に、恋人だったドイツ人を重ね合わせているんですね。男と話しているうちに、いろいろな想念がわいてきて、過去が形作られていきます。心情と想念が交錯しながら映像展開するという、はっきり言って難解な映画です。こんな映画は好きじゃないのですが、何故観たかというと、1959年の広島の風景を懐かしみたかったからで〜す。
昨日、北海道の佐呂間町が竜巻に襲われ、9人が死亡する。竜巻なんて日本では無縁のものと思っていたのですが、この前は台風の影響による竜巻が九州の延岡に被害をもたらしましたね。大竜巻が珍しくないアメリカ・テキサスでは、竜巻が発生すると地下室に避難します。日本でも竜巻が発生しやすい地域では、地下室のある家が必要になるかもしれませんねェ。