続いて

nostalji2017-12-21

録画していた『EXO−エクソー』(2016年/監督:クスティアン・パスクァリエロ)を観る。宇宙生物の襲撃を監視する兵士を描いたドイツ製SF映画です。
未確認生物の攻撃から生き残った人類は、地下に都市を作り、クリーチャーから隠れて暮らしています。生まれてからずっと地下で暮らしてきた若い兵士SUM1(イワン・リオン)が派遣されたのは地上にある監視塔。任務は一人で100日間、クリーチャーから人類を守るシステムをガードすること。孤独と戦いながら、日々を過ごしていきますが……
EXOとは地球外侵略者のことですが、宇宙人というより宇宙怪獣ね。殆どがイワン・リオンの一人芝居で、閉鎖空間での孤独、疑心暗鬼に陥っていく心情が巧く描かれています。はぐれ者と呼ばれる地上で暮らす人たちの存在や、隣の監視塔との通信などが伏線となり、主人公はクリーチャーなどいないと思うようになるんですな。ツッコミどころは色々ありますが、しっかりとした作りで好感がもてます。派手なシーンがないので、好き嫌いが分かれるでしょうなァ。