12月といえば忠臣蔵

nostalji2006-12-22

録画していた『元禄忠臣蔵』を観る。溝口健二真山青果の戯曲を映画化した、史実に忠実な忠臣蔵として評判の高い作品です。前編が1941年に、後編が1942年に作られており、大石内蔵助河原崎長十郎)が内匠頭の刃傷より勅旨に対して不届きがなかったかと気づかう勤皇思想は当時の時代性によるものでしょうね。溝口健二は厳格な時代考証をしており、松の廊下や武家屋敷、山科の大石邸は、元禄時代そのままの実物主義で建築されました。一本の映画が7〜8万円で出来ていた時代にセット費用だけで30数万円かかったそうです。ロングでのワンカットで撮られた奥行きのある立体的な映像は確かに素晴しいのですが、「斬る真似なんか撮れない」といって、討入りシーンがないのは、やっぱり不満で〜す。画像は、河原崎長十郎大石内蔵助。髷が小さく月代を大きく剃った元禄髷は、他の映画では殆ど見られないものです。溝口健二はセットに限らず、衣装・風俗に関しても実物主義を貫いています。
三国志Ⅹ』は、袁紹が死んで袁尚が相続。趙雲・公孫瓉が配下に加わり、関羽を下邳の太守に任命し張飛他5武将を配備しました。本隊が袁尚領の平原を攻略している間に、下邳の関羽軍団が、平原に援軍が出た北海を攻略。外交で臣従を拒否した劉表に対して、漢中の買詡が上庸を、永安の高順軍団が襄陽を、そして本隊が宛→新野→江陵→江夏を攻略して劉表を滅ぼし、成都の大史慈軍団は、雲南を攻略して士一族を滅ぼしました。鄴の張遼軍団は袁尚領の南皮を攻略。夜中までプレイしているので、寝不足で〜す。