12月といえば

nostalji2016-12-04

日曜日は1週間のテレビ番組チェックの日。12月といえば“忠臣蔵”ね。
NHK土曜時代劇では現在『忠臣蔵の恋(全20回)』を放送中。原作は諸田玲子の歴史時代作家クラブ賞受賞作『四十八人目の忠臣』です。赤穂藩主の妻・阿久里(田中麗奈)の侍女だったきよ(武井咲)が磯貝十郎左衛門福士誠治)と恋仲となり、48人目の忠臣となって活躍する物語。昨夜(第10回「密偵」)は、きよが密偵として上杉家下屋敷にいる吉良(伊武雅刀)の奥方・富子(風吹ジュン)の侍女となり、次回「吉良の顔」では浪士の誰も知らない吉良の顔の確認です。武井咲は現代劇より時代劇の方が似合っている気がしますね。
ちなみに、きよは実在の人物で、後に甲府宰相・綱豊(6代将軍・家宣)の側室になり、7代将軍・家継の生母・月光院となります。磯貝十郎左衛門とのロマンスや密偵としての活躍はフィクションですが、2007年のテレ東・新春ワイド時代劇忠臣蔵・揺泉院の陰謀』では揺泉院と月光院の関係を描いていたし、溝口健二の『元禄忠臣蔵(1941年)』には貴世(きよ)と綱豊が登場します。
BS朝日が、9日に『忠臣蔵〜その男、大石内蔵助』と、10日に『忠臣蔵』を放送。『忠臣蔵〜その男、大石内蔵助』は田村正和が主演した2010年の年末特番の再放送で、『忠臣蔵』は1958年興行成績一位の大映オールスター映画です。
10日にはテレビ朝日で、『古館トーキングヒストリー〜忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況〜』というのもありま〜す。