再び、『燃えよ剣』

nostalji2007-01-16

録画していた栗塚旭主演のテレビ時代劇『燃えよ剣』の#8「月明無名小路」、#11「真葛ヶ原の朝霧」、#12「策士」を観る。
「月明無名小路」は、池田屋事件の前節となった古高俊太郎捕縛の物語。古高の古道具屋で働いていた番頭と女中の愛憎が並行して描かれます。
「真葛ヶ原の朝霧」は、士道に反した谷三十郎を成敗する物語。一般的には斉藤一谷三十郎を斬ったと云われているのですが、ここでは藤堂平助になっていました。同じ題材を扱った『新選組血風録』の「槍は宝蔵院」の方が良かったですね。
「策士」は、伊東甲子太郎の入隊と伊東の密命を受けた夫婦の悲劇。“大の虫を生かすために、小の虫を殺す”という考えは、現在でも形を変えて残っています。会社の業績をアップするために必要以上にリストラする企業なんて、その典型でしょう。社員を大事にしない企業は、そのうちツケが回ってきますよ。
掲示板で、イボン・デ・カーロが亡くなったことを知る。享年84歳。エキゾチックな美貌で、『南部の反逆者』でのヒロインが印象に残っています。白人領主と黒人奴隷の間に生まれた娘で、肌の色が白かったので白人として育てられるが、成長して出生の秘密を知る波乱に満ちた役でした。画像は、『南部の反逆者』のサントラCDジャケット。内容的には南北戦争を背景に黒人問題を扱っていますが、クラーク・ゲーブルがレット・バトラーを再現した「風と共に去りぬ」の二番煎じにすぎません。音楽も「風と共に去りぬ」のマックス・スタイナーで、曲風もどこか、「風と共に去りぬ」に似たところがありま〜す。
三国志Ⅹ』は、曹操に奪還された宛を取り返し、許昌→陳留を攻略。ここまできたら、攻撃あるのみです。