たまにはアキラ映画

nostalji2007-03-19

録画していた『爆破3秒前』と『波止場の賭博師』を観る。
『爆破3秒前』(1967年・日活/監督:井田探)は、大藪春彦の『破壊指令№1』が原作ですが、高橋英樹と高石かつ枝のメロドラマが出てきたりして、原作の良さが出ておらず、湿ったハードボイルドになっています。アキラの身体をはったアクションは見応えあるのですから、もっとドライな内容にして欲しかったですね。殺し屋役の名和宏が一番ハードボイルドしていました。画像は、『爆破3秒前』の小林旭高橋英樹
『波止場の賭博師』(1963年・日活/監督:山崎徳次郎)は、モロ『カサブランカ』です。アキラはハンフリー・ボガートね。『カサブランカ』はセリフと演技者が醸し出す雰囲気によって名作になったのですが、この作品には気のきいたセリフもなければ、アキラの魅力も出ていません。相手役の高須賀夫至子もヒロインとしては線が細すぎます。平凡なムード・アクションで〜す。
HP:放出美級迷画座の「アキラ映画」に追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/akira3/akira32.htm