昔の映画の方が怖かった

nostalji2007-03-25

『肉の蝋人形』(1953年)のリメイクということで録画した『蝋人形の館』(2005年/監督:ジャウム・コレット・セラ)を観る。死体を蝋人形にするところだけが同じで、中身はまるで違いますね。仮面を被った殺人鬼が出てきて、学生たちが次々殺されていく『ラスト・サマー』などと同系統のホラーですよ。先の読める展開でゾォーとするような恐怖はありません。ニャンニャンしている男女が殺されるような定番ばかり見せられてもねェ。ヒロイン(エリシャ・カスバート)が逃げ込んだ映画館で上映していたのが『何がジェーンに起こったか?』で、来月放映されるので録画しておかなくては……
画像は、『肉の蝋人形』のポスター。3D映画ですが、私はテレビの洋画劇場で観たので立体効果を感じることはできませんでした。それでも、それなりに楽しめたような記憶があります。ちなみに、監督のアンドレ・ド・トスは片目ですが、「ベートベンは耳が聞こえなくても立派に作曲した。片目が見えなくとも立体映画が作れんことはない」と言ったそうで〜す。
3月25日といえば、日本で最初に電灯がともった日。1878年(明治11年)、場所は東京虎ノ門の工部大学校で、発電機などなく、電源にしたのはグローボ電池だったそうです。1903年頃から東京の都心部で電灯が使われるようになり、全国へ普及していきます。といっても、私が子供だった昭和30年代には、まだ電気のひかれていない地域が九州や東北・北海道には結構ありましたね。1960年代になって、社会においても企業においても格差を作らない形態で経済成長しましたが、バブル崩壊後、格差を作る形態に変化したのですから、今後は格差がどんどんでてきますよ。最初に顕著となるのが民営化した郵便事業でしょうね。過疎地はどんどん切り捨てられるでしょう。