『ボナンザ』の時代背景

nostalji2007-04-02

テレビ西部劇『ボナンザ』(ディスク4)の「サンフランシスコ」と「苦い水」を観る。「サンフランシスコ」は、水夫として売るためにベンを誘拐したバーバリーコーストの悪党たちから、ホスとジョーがベンを救出する物語。冒頭に“1861年、サンフランシスコ”と表示され、『ボナンザ』の時代背景がやっとわかりました。「2人の復讐者」に出てきたトリガーガードのないピースメーカーといった珍銃は別にして、これまでのエピソードで使われている拳銃の殆どがコルト・アーミーとレミントン・アーミーなのと、ヘンリーライフルしか出てこないのは、それなりに時代を考えてのことなのでしょう。それから、ホスとジョーが中心となるエピソードはコミカルなものが多いですね。ホスとエド・ウッド映画でお馴染みのトー・ジョンソンとの拳闘試合は笑えましたよ。画像は、ヘンリーライフルを構えるジョー(マイケル・ランドン)
「苦い水」は、隣地の息子に銀採掘をもちかけた鉱山業者の企みを、水質汚染を心配するカートライト一家が阻止する物語。鉱山業者が、カートライト一家と牧場主たちとの仲を裂くために、テキサス熱に罹った牛をカートライトの牛に紛れ込ますのですが、こんな牛の病気があることを初めて知りました。ダニが媒介するので、ダニを殺すために硫黄を溶かした水の中を健康な牛を歩かせて防疫するというのもね。