美男の八五郎

nostalji2007-04-28

昨日、ゲームをやり過ぎたせいか、肩凝りから頭痛がする。カミさんに肩を揉んでもらったら、だいぶ楽になり、本日は程々にして、録画していた長谷川一夫主演の『銭形平次捕物控・雪女の足跡』(1958年・大映/監督:加戸敏)を観ました。内容がメチャクチャですね。江戸城の御金蔵を破ったほどの強盗団が両替商の襲撃に失敗して町方に追われて逃げまくり、捕り方の鉄砲隊に全滅するんですよ。あまりに手際が良いので、鉄砲隊(奉行所に鉄砲隊があるわけないだろう)を指揮した与力(田崎潤)が一味の黒幕かと思ったくらいです。でもって、その時、協力した町民が次々殺されていくのですが、その動機がわからないんですよ。犯人は強盗団のボスなんですが、復讐のためなのか、社会不安を起こすためなのか、余計なことをしたばかりに、平次に御用となるわけです。一味は全滅したと思われているのだから、何もせずにほとぼりをさましたら、御金蔵から奪った3万両を持ってトンズラできたのにねェ。連続したアクションで演出的には悪くないのですが、プロットから破綻しているのでズッコケます。ところで、ガラッ八が船越英二なので、これまでのガラッ八とは異質です。演技でカバーしていますが、知的で二枚目みたいなところが随所に垣間見えま〜す。画像は、ガラッ八(船越英二)、平次(長谷川一夫)、お品(香川京子)で、お品役は、これまで長谷川裕見子山本富士子などが演じていましたね。