白塗りのカツシン

nostalji2007-04-30

長谷川一夫銭形平次を追加アップした後、録画していた勝新太郎主演の『三日月秘文』(1957年・大映/監督:三隅研次)を観る。カツシンが白塗りの二枚目ヒーローを演じるB級娯楽時代劇です。はっきり言って、林成年でも梅若正二でも、誰がやってもいいような役ですね。当時の大映でのカツシンの位置づけが分かります。三隅研次の演出も平凡。暇つぶしの作品です。ところで、市川雷蔵は“銭形平次”シリーズに2回出演していますが、カツシンは一度もありませんね。
自費出版団塊が主役とか。定年退職などを迎えて、半生の区切りとして自己表現熱が団塊の世代に高まっているみたいですね。本にすることで、形として残ることと、いっぱしの作家気分に浸れるという自己満足の世界です。好きなことを書きたいなら、金をかけて自費出版なんてしなくても、ブログで充分なのにね。どうせ誰も読みはしないのだから。