オリジナルは3Dだけど

nostalji2007-05-06

ロック・ハドソン主演の西部劇『限りなき追跡』(1953年/監督:ラオール・ウォルシュ)を観る。恋人(ドナ・リード)を悪党(フィル・ケリー)に拉致された主人公(ロック・ハドソン)が追跡して救出する物語です。ロック・ハドソンはピリっとせず、フィル・ケリーは親玉としては頼りなく(部下のリー・マービンとネヴィル・ブランドがいらいらするのが分かります)、ドナ・リードも刺身のつま。全体的に盛り上がりに欠ける内容で、演出的にも見るべきものはありません。オリジナルは3D映画ですが、日本での公開は2Dだったので、当時の評価も芳しくありません。専用映写機や眼鏡の回収といった手間がかかるので映画館から嫌われ、他にも『大アマゾンの半魚人』や『地獄の狼』などは2Dで公開されています。ところで、「ベートベンは耳が聞こえなくても立派に作曲した。片目が見えなくとも立体映画が作れんことはない」と言ったのは、アンドレ・ド・トスでしたが、ラオール・ウォルシュも片目なんですよねェ。画像は、ドナ・リード
最も長い駅名は、「南阿蘇水の生まれる里白水高原」と「長者ケ浜潮騒はまなす公園前」とのこと。単に話題作りだけのために無理やり長くした感じですね。新東宝の『風雲急なり大阪城真田十勇士総進軍』という、どうでもいいけど長い題名の時代劇を思い出しましたよ。