題名は違うが

nostalji2007-05-18

録画していた『修羅城秘聞(前後編)』(1952年・大映/監督:衣笠貞之助)を観る。原作は時代劇のスタンダードとして広く知られている山手樹一郎の『桃太郎侍』です。その最初の映画化で、原作に忠実なのはいいですが、前後編にしたため全体的に冗長になりましたね。2時間くらいにまとめたらスッキリしたと思いますよ。悪役が際立っている(大河内伝次郎の伊賀半九郎はもちろんのこと、鎖鎌を使う羅門光三郎、スケベーな奉行の殿山泰司も抜群)に対し、桃太郎役の長谷川一夫とヒロインの二人(沢村晶子と轟夕起子)が今イチ冴えないです。長谷川一夫には桃太郎の天真爛漫さがないものなァ。画像は、長谷川一夫轟夕起子轟夕起子には踊りの師匠・小鈴の粋さが不足していました。
立てこもり犯に警官が射たれて死亡する。射たれた別の警官を救出中の時でした。ニュース画面からでは、犯人の立てこもっている状況がよくわかりませんが、発砲しているところに目がけて警察側から援護射撃はできなかったのですかね。警官が射ってきたら、犯人だって簡単に射てはしませんよ。援護射撃をしながら、負傷した警官の救出に迎えばいいんですよ。人質の安全も大切でしょうが、警官の命だって大切ですからね。説得に時間をかけ(相手を疲れさすのが目的か)ても、犯人がそれに応じたことなんか、これまで一度もないじゃないですか。テロ事件が発生した時に、住民の安全を守って機敏な行動がとれるのか、心配になってきましたよ。