昼寝のBGM

nostalji2007-05-22

録画していた『武士道無残』(1960年・松竹/監督:森川英太朗)を観る。殉死を命じられた若侍が恐怖のあまり逃げ出し、追いかけてきた城の侍たちに斬られる冒頭シーンでのロングショットとカット割りが素晴しかったので期待したのですが、途中からメロドラマになり腰砕けです。武士道の矛盾について徹底すれば社会派時代劇として中途半端なものにならなかったと思います。脚本を書いた森川英太朗はこの作品が監督デビュー作なのですが、他に1本しか監督しておらず、如何したんですかね。続けていれば、傑作を作る可能性が感じられたので、惜しい気がします。
通販で注文していた『日本のカントリー&ウエスタン』が届く。昭和20年代中期から40年代までの日本のC&W歌手を網羅した6枚組のCDボックスです。オリジナル音源から収録しており、時代の香りと歌手たちの足跡をたどることができます。それにしても昔のC&Wのリズムとメロディは、昼寝のリズムとマッチして、心地よい時間を過すことができま〜す。画像は、CDジャッケット。6枚とも共通デザインです。