ジョン・ウェイン生誕100年

nostalji2007-05-26

本日はジョン・ウェインの誕生日。1907年生まれですから生誕100年にあたります。ウェインは、1950年代〜60年代のアメリカの正義を代表するスターでした。どんな映画に出てもジョン・ウェインと映画評論家には揶揄されましたが、これぞ大スターの証明ですね。スティーブ・マックィーンは“プロとはなんだ”と訊かれた時、いつもジョン・ウェインの名をあげていたとのこと。大衆に支持されてもアカデミー賞とは縁がなく、1969年に『勇気ある追跡』でやっと主演男優賞を受賞しました。演技に対する評価よりも、映画界への貢献要素が大きかったと思います。演技的には、『赤い河』や『黄色いリボン』の方が優れていますからね。ジョン・ウェインは、『勇気ある追跡』で終わったと云えるでしょう。画像は、『勇気ある追跡』のレコードジャケット。サントラでなく、スクリーン・サウンド・オーケストラによるショッパイ演奏です。だけど、ジャケットの構図は気に入ってま〜す。
でもって、昨日手に入れた未見だったジョン・ウェインのビデオ『硝煙の新天地』(1943年/監督:アルバート・S・ロージェル)を観る。油田開発を扱った西部劇です。正しくは“油煙の新天地”かな。町を追い出された女(マーサ・スコット)と、列車を止めて乗り込んでくるカウボーイ(ジョン・ウェイン)の出会いは、『駅馬車』のイメージですね。内容的には如何ってことのない作品ですが、ジョン・ウェインの魅力に溢れていました。