イナバウアーは少しだけ

nostalji2007-12-18

録画していた、『空から星が降ってくる』(1962年/監督:ゲザ・フォン・ツィフラ)を観る。スキー教師の青年(トニー・ザイラー)が、興行師の叔父を手伝って、フィギュアスケートの女子チャンピオン(イナ・バウアー)をアイスレビューにスカウトする物語で、トニー・ザイラーのスキー・シーンもありますが、『白銀に躍る』と同様にイナ・バウアーを中心としたアイスレビューがメインになっています。バウアーのソロでの見せ場はあまりないのですが、アイスレビューは前作より素晴しいものになっていますね。そこだけ見れば、ハリウッド作品に勝るとも劣らないと思いますよ。画像は、イナ・バウアー
識者5名(蓮實重彦加藤幹郎吉村和明田中英一増淵健)による西部劇50&100選を見比べる。誰もが名作と認める作品が漏れていて、5人が選定した共通作品は、『昼下りの決斗』と『夕陽に向かって走れ』の2本だけとは、アッと驚く為五郎!でした。『昼下りの決斗』は西部劇ファンなら誰でも知っているでしょうが、『夕陽に向かって走れ』なんて知らない人もいるんじゃないかなァ。監督したのが、エイブラハム・ポロンスキーということもね。ポロンスキーは“赤狩り”でハリウッドを追われ、『夕陽に向かって走れ』で復帰しました。活動できなかった時、ジョン・O・キリンズ名義で脚本を書いたのが『拳銃の報酬』です。“赤狩り”で追放された監督や脚本家が名前を借りて脚本を書いたことは多々あったらしく、有名なところでは、『ローマの休日』のドルトン・トランボ、『戦場にかける橋』のマイケル・ウィルソンカール・フォアマンがいま〜す。
HP:西部劇シネマ館に「識者が選んだ西部劇50〜100選」をアップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/zakka2/best100.htm