久しぶりに時代劇

nostalji2008-07-30

録画していた『りんどう鴉』(1957年・松竹/監督:福田晴一)を観る。高田浩吉が、歌って惚れられチャンバラする娯楽時代劇です。見得を切りながらチャンバラするところは、長谷川一夫と同様に二枚目を売るための演出ですね。チャンバラの流れが止まるので、殺陣好きのファンには評判が悪いのですが、女性ファン向けね。近衛十四郎と北上弥太郎が出演しているのですが、もったいない使い方をしています。殺陣の上手い近衛十四郎はチャンバラせずに殺されるし、北上弥太郎は子悪党役。東映でいえば、近衛は大友柳太朗、北上は東千代之介的存在なのですが、松竹は時代劇スターに対する配慮が足りませんねェ。松竹の基本路線はメロドラマだったから仕方ないか。
画像は、島倉千代子高田浩吉島倉千代子は『りんどう鴉』にゲスト出演して「りんどう峠」を歌っていました。馬をひきながら歌うだけで、セリフはありませ〜ん。
『商道(サンド)』の最終回を観る。“清く儲けて、清く使う”商人の見本みたい人物でしたね。現代の経営者は参考にしてもらいたいです。それにしてもチョン・チス型の経営者の多いことよ。私が観ている韓国時代劇も『朱蒙チュモン)』だけとなり、『テジョヨン』をBSのどこかで放送してくれないかなァ。