すり替わり型侵略

nostalji2008-11-27

録画していた『インベージョン』(2007年/監督:オリバー・ヒルシュビーゲル)を観る。地球外生物が人体に侵入して睡眠中に遺伝子を変え、人間を支配するというSFホラーね。ジャック・フィニーのSF小説『盗まれた町』の4度目の映画化です。破壊によらない異星人の地球侵略テーマとしてSFの古典となっています。外見や記憶はそのままでも、どこか違う人間がウジャウジャ増えてくる恐怖は、破壊型恐怖と違ってビジュアル面では地味になると思ったのか、途中から映画トーンがまるで違ったものになっています。最後の方はゾンビ・アクションじゃありませんか。製作者の思惑で監督の意図しているものとは違った作品になったみたいですね。作り方次第では傑作になったかもしれないのに残念!
画像は主人公のニコール・キッドマン。原作は男性医でしたが、この映画では息子を守る女性医に変えていましたね。母親役でも、ニコール・キッドマンはハリウッドを代表する美人女優のひとりだなァ。