ついでに

nostalji2016-09-15

友人に送ってもらった『宇宙快速船』(1961年・ニュー東映/監督:太田浩児)を観る。地球侵略にきた宇宙人とスーパーヒーローの戦いを描いたSFアクションです。
飛来した宇宙船の着陸場所で宇宙人に襲われた少年宇宙研究会の少年たちを謎の英雄アイアンシャープが救います。その頃、世界では異常現象が起こり、少年たちは山形記者(亀石征一郎)たちに宇宙船を見たことを話しますが誰も信用しないのね。しかし、谷川博士(松本克平)の宇宙科学研究所で青年科学者・立花(千葉真一)が、少年たちが現場から持ち帰った物質を分析し、地球上にない海王星の物体であることが判明。宇宙船が宇宙科学研究所を襲いますが、柳田理学士(江原真二郎)と斎藤理学士(小宮光江)がエレキバリヤで撃退します。しかし、警備員に変身した宇宙人によってエレキバリヤの発電所が爆破され、再び宇宙船が襲来。宇宙船破壊のためのアルファ電子ロケットが準備されますが、宇宙船から次々に小型円盤が発射されます。小型円盤とアイアンシャープの戦いが始まり……
スト20分の都市破壊(実写のビルと逃げまどう群衆に、爆破瞬間のミニチュアが合成)と空中戦(スクリーンプロセスで流れる地上を背景にミニチュアのアイアンシャープの快速船と小型円盤の戦いが見事に融合)は特撮ファン必見ですな。B級作品ですが製作費をかけた東宝の特撮技術と遜色ないです。内容的には、何じゃコリャね。アイアンシャープの正体(演じているのは千葉真一だが)や科学力が何に由来するのか一切不明なのはテレビ映画『ナショナルキッド』と同じで〜す。