昨日に引き続きテレビ西部劇『デッドウッド』を観る。本日は第5話〜第8話ね。ヒコックを殺したジャック・マコールの裁判や、天然痘感染の対応など興味深い内容でした。マコールは、酒場での臨時裁判で無罪になるのですが、法律なき町の裁判のいいかげんさを見せてくれました。マコールはデッドウッドを去った後、ララミーで再び捕まり、正式な裁判で縛り首になっていますからね。
それから、マコールの裁判直後にデッドウッドで天然痘が発生するのですが、売春宿のオーナー(パワーズ・ブース)が天然痘に罹った男を森に捨てるんですな。男は最終的に命が助かるんですが、天然痘ウイルスはアルコールと紫外線で不活性化するので、おそらく森で日光にさらされ、通りかかったカラミティ・ジェーンにウイスキーを飲まされことで病状の進行が遅れたのでしょうね。蔓延はワクチンが届けられて収束します。
リアルな演出がされているのですが、西部開拓を暗の部分から描いているので、西部劇ファンでも好みが分かれる作品ですね。死体を豚に食わせたり、ヒコックの死体に蝿がとまっていたりするシーンは、ぞっとしません。画像は、キース・キャラダインのワイルド・ビル・ヒコック。4話で殺されたので、5話では死体で登場するだけね。