電化製品に感動した時代

nostalji2009-03-23

西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館:2005年11月11日第1刷発行)を読了。テーマは“高度成長時代”で、「家庭電化時代」など高度成長に関連した12話が収録されています。昭和30年代は現在では当り前の家電製品が家庭に普及した時代でした。新しい電化製品が家にくる度に感動していましたね。たらい→洗濯機、ほうき→掃除機と主婦の家事労働は軽減していきました。冷蔵庫で食料の保存がきくようになり、主婦にとっては革命的な時代ではなかったでしょうか。女の子にとって母親の手伝いは、大人になる過程での社会勉強でしたが、手伝いの必要性がなくなり、男女同権ばかりをふりまわす家事ができない女性が増えてきたのは、嘆かわしいことです。女性差別でなく、男には男の、女には女の役割があるのにねェ。感動もなく、家電製品の中に埋もれて生活している現在の暮らしは、果たして幸福なんですかね。
WBC準決勝は9−4でアメリカを破り、明日の決勝へ。結局、韓国と5度目の対決ということになりましたね。いくらなんでも同じ投手に三度も抑えられるようじゃ困るんですが……