記念映画は見世物

nostalji2009-03-25

録画保存していた『日本誕生』(1959年・東宝/監督:稲垣浩)を観る。東宝映画1000本記念ということで、東宝が会社あげて企画・製作したオールスター映画です。日本の神話を題材にしたスケール大きい作品で、ヤマトタケル三船敏郎)を主人公とした大和時代と、スサノオ三船敏郎の二役)を主人公とした神代時代が並行して展開していくのですが、人間ドラマが描かれておらず、特撮まかせのスペクタクルばかりが強調されています。ヤマタノオロチ退治やラストの天変地異は当時の最新特撮技術を駆使しており見応えありますけどね。内容はともかくとして、東宝らしいお祭り映画でした。
ところで、東宝喜劇人を総動員した天の岩戸の饗宴シーンで、天照大神原節子)が隠れた岩戸の扉を開けるタヂカラオを演っていたのが、50年前の今日、46代横綱になった朝潮太郎で〜す。