地上波にしては早い放映

nostalji2009-04-13

昨夜、オンタイムで『レッドクリフ PartⅠ』(2008年/監督:ジョン・ウー)を観る。“PartⅡ”の公開宣伝を兼ねて、こんなに早く地上波放映になったのですかね。“三国志”の中でも有名な赤壁の戦いを描いた作品で、PartⅠはそのプロローグ的な位置づけです。民を連れて江陵へ逃亡する劉備軍の長坂での戦いから始まり、劉備孫権の同盟、赤壁で長江を挟んで曹操軍と孫・劉連合軍が布陣したところで終りとなっています。合戦シーンがないと盛り上がりに欠けると考えたのか、緒戦の小競り合いが大々的な陸上戦になっていましたね。この孫・劉連合軍の八卦の陣による戦いは、映画館の大画面で楽しむものでしょうねェ。この戦いで周瑜が矢傷を負うのですが、これは翌年の江陵での戦いの出来事ですよ。二部作にしたので、見せ場を作るために仕方ないかな。
画像は、周瑜役のトニー・レオン周瑜は“美周郎”と呼ばれた三国志一の美男子で、トニー・レオンは私が持っている周瑜のイメージとは大きく異なりましたね。それと、題名の『レッドクリフ』も気に入らないなァ。赤壁は地名ですよ。源義経が平家を破った“屋島” の戦いを、ルーフアイランドというのと同じですからね。アメリカでは“上海”をアップシーと言っているのかな。
録画していた『伝七捕物帖・黄金弁天』(1954年・松竹/監督:福田清一)を観る。佐渡金山の金塊強奪に関連して起こった殺人事件を伝七(高田浩吉)が解決するのですが、かってに仲間割れして伝七は殆どなにもしません。それじゃ映画にならないと考えたのか、高田浩吉が強奪犯を探る浪人の二役で出演しています。歌って、いいカッコして、高田浩吉のワンマン時代劇で〜す。