最初のカラー西部劇

nostalji2009-07-06

BS2で『腰抜け二挺拳銃』(1948年/監督:ノーマン・Z・マクロード)を放映。ボブ・ホープとジェーン・ラッセルのコンビによる傑作コメディ西部劇です。西部劇のパロディといっても、戦前の西部劇の定型パターンがネタとなっているので、若い人にはピンとこないかもしれませんね。それでも、ボブ・ホープの軽妙なギャグには笑いが出てきますよ。
この作品は、1949年12月(正月映画)に公開されており、コメディであっても日本での最初のカラー西部劇です。この作品の前にカラーで撮られた『西部魂』や『モホークの太鼓』が公開されているのですが、日本ではモノクロ上映でした。ちなみに、日本で最初のちゃんとしたカラー西部劇は『サン・アントニオ』です。
劇中でボブ・ホープコンサティーナを弾きながら歌う「ボタンとリボン」は、1948年度アカデミー主題歌賞を受賞しました。色々な歌手がカバーしていますが、ダイナ・ショアのレコードが大ヒットしましたね。日本でも池真理子の日本語カバーがヒットしています。でもって、画像はゴールデン・ハーフが歌う「ボタンとリボン」(B面)のレコードジャケット。♪〜バッテンボォ〜は同じでも、橋本淳の日本語歌詞は英語歌詞とはまるで違ったものになっています。♪〜短いスカート、真紅なボタン〜