映画歳時記から

nostalji2009-10-14

淀川長治:著の『サヨナラ先生の映画歳時記(上)』(SCREEN新書:2009年6月1日第1刷発行)を読んでいて気づいたのですが、淀長さんは洋画だけでなく邦画もかなり観ているんですね。映画評論家なので当り前なんですが、淀長=洋画の先入観があって意外な気がしました。でもって、評価は辛口ね。“中学生だってもっとましな映画を作るであろう”、“企画よろしく出来上りはサンタン”、“これが映画かとあきれ果てる”、“こう大人げなく気どられると馬鹿げてくる”といった具合にね。私が全て未見の作品だったので、逆に観たくなりましたよ。
画像は、橘まゆみが歌う『哀しみのベラドンナ』のレコードジャケット。『哀しみのベラドンナ』は、『千夜一夜物語』『クレオパトラ』から続く大人向けアニメーションで、絵のタッチが気にいって観に行った映画でした。淀長さんの評価も、“深井国画家の絵のタッチと色彩感覚の見事さ。主人公のベラドンナの顔が美しい。これに反し男の顔が下手だ。ベルモンドがフランケンシュタインに扮しているみたい”と、概ね良好です。ただ音楽に関しては、“主題曲と主題歌が最低、温泉地できく紅白歌合戦のメロディみたい”と辛辣。橘まゆみの歌は下手ですが、阿久悠:作詞・小林亜星:作曲の主題歌は、私は好きなんですがねェ。
PS2の『信長の野望・革新』は、1585年4月に最上家を滅ぼし、最上義光を家臣にしました。上杉には知略80以上の武将が少ないので、A級ランクの最上義光が加わったのは大きいです。騎馬レベルは“耳覆い”までアップしているので、部隊攻撃には騎馬隊は圧倒的な強さを発揮しま〜す。