身分制度の壁

nostalji2010-06-14

本日は韓国時代劇『ホ・ギュン』の最終回。何回か抜けたこともありましたが、昼食時間帯ということもあって、観るとはなしに見ていました。身分社会の改革を目指した風雲児の物語ね。庶民革命を起こそうとするのですが、人を見る目がなく、あえなく失敗するんですな。計画通りに実行されたとしても、組織力が弱く成功していないでしょう。日本でいえば、由比正雪大塩平八郎程度の存在感にしか感じられませんでした。革命家にしては、庶民の組織化が全然できていませんからね。
朝鮮王朝の政治欠陥のひとつに、庶子(側女の子)の身分差別があります。能力があっても政治家になれないんですな。これは、韓国時代劇の重要なファクターになっていますね。『女人天下』のナンジョンも庶子のために世の中に深い恨みを持っているし、名医になるホ・ジュン庶子出身ということがドラマのキーポイントになっていました。ちなみに、ホ・ジュンはホ・ギュンの遠縁になるんですよ。画像は、ホ・ギュンのチェ・ジェソン。『犬とオオカミの時間』で見せた悪役演技が印象に残っています。