チャン・ヒビン比べ

nostalji2010-07-12

BSイレブンが月〜水(13:00〜14:10)で『妖婦張禧嬪』を、BS朝日が月〜金(15:00〜16:00)で『張禧嬪』を放映中。張禧嬪(チャン・ヒビン)は朝鮮第19代王・粛宗の側室で、第20代王・景宗の生母なんですが、王妃を呪詛したことで粛宗より賜死されています。朝廷内の権力抗争が背景にあって、それを利用して野望をとげる悪女の物語ね。現在同じ部分(『妖婦張禧嬪』が僅かに早い)を放送中で、エピソードを比較しながら観ると面白いのです。
粛宗の母・明聖王后を後盾に政権を握る西人派と、粛宗の曾祖母・荘烈王后を中心とする南人派が対立している朝廷に、オクチョン(後の張禧嬪)が荘烈王后の女官として宮廷に入り粛宗の寵愛を受けるんですが、明聖王后に宮廷から追放されるんですな。明聖王后の死後(6年後)に宮廷に戻ってくるんですが、積年の怨みから粛宗の寵愛を利用して野望を剥き出しにし、巨大な権力を手にするんですよ。『妖婦張禧嬪』が宮廷内中心におとなしく物語展開する(早く言えば退屈)のに対し、『張禧嬪』はあざといくらいに話を作ってドラマを盛り上げていますね。はっきり言って、後者の方が面白いです。それと、『妖婦張禧嬪』で荘烈王后役だったキム・ヨンエが『張禧嬪』では明聖王后役を演じ、東平君の母親は同じ女優が演じていたり、両作品に出演している役者を見つけるのも楽しいです。
画像は、『張禧嬪』のキム・ヘス。陰険タイプの『妖婦張禧嬪』のチョン・ソンギョンより威圧感で圧倒しています。独占欲の凄まじさには、辟易しますけどね。
参議院選挙は民主敗北。私も民主には投票せず、予想通りの結果です。菅さんは消費税反対を唱えてきたのに、一転して財政再建のために消費税アップですからね。政治家は言葉の重みを知るべきです。消費税アップが必要と感じても、国民に理解してもらえるだけの論理武装をして発表すべきでしたね。国民の疑問に対して説明はぶれ、あげくの果てに報道が良くないとは自分の浅はかさを証明しているようなものです。自民も民主がコケたから勝ったようなもので、国民が積極的支持したわけじゃないですよ。民主の悪口を言うのは、“目クソが鼻クソを笑う”ようなもので、与党気分に浸るのでなく、民主としっかりした政策論議をしてください。