古びない映画論

nostalji2010-08-23

大江健三郎:編(伊丹万作:著)の『伊丹万作エッセイ集』(ちくま学芸文庫:2010年6月10日第1刷発行)を読了。新幹線の中で読もうと思って、先日購入した本ね。演技論や映画論が、固苦しい文章でなく、ユーモアを散りばめてわかりやすく表現されています。シナリオ時評は、私が観た映画は殆どないのですが、観ていなくてもその作品のポイントがわかりますよ。批評の中に人生哲学が含まれ、伊丹万作の人となりが分かったような気がしました。バラバラに発表されたエッセイを、関連項目ごとにまとめ、編集した大江健三郎の気持ちも納得できま〜す。