オーストラリア西部劇

nostalji2010-12-17

ビデオで『スノーリバー・輝く大地の果てに』(1982年/監督:ジョージ・ミラー)を観る。野生馬を捕獲しようとして、事故で父親を亡くした主人公(トム・バーリンソン)が山を降りて大牧場で働くことになります。そこの牧場主の娘と互いに惹かれあうようになり、二人は子馬を調教するんですが、あの野生馬が現われ子馬を連れ去るんですな。
オーストラリアの大自然を舞台にしたオウジー・ウエスタンです。野生の馬を追うカウボーイの姿なんて本場西部劇と同じですよ。原作はオーストラリア国民に親しまれたA・B・バンジョー・パタースンの叙事詩ね。
カーク・ダグラスが、己の欲望を押し通す執念の塊みたいな牧場主と、ユーモラスな好々爺然とした彼の兄の二役で出演しているのですが、まさに両面性を持つ彼のキャラクターにピッタリの役で好演しています。カーク・ダグラスによって、この作品がひときわ素晴らしいものになっていま〜す。