西部劇DVDの『荒野を駆けるカウボーイ』(1937年/マック・V・ライト)を観る。野生馬保護区で密猟している悪牧場主ランス(J・P・マクゴワン)は、保護政策を禁止させるために暴れ馬を野生馬の群れに送り込んで周辺の牧場を荒らします。野生馬を守っているツーソン(レイ・コリガン)、ララバイ(マックス・ターヒュン)、ストーニー(ロバート・リビングストン)の3人のカウボーイが事件の解決に動きだします。リパブリックのB西部劇“三銃士”シリーズの一編です。トリオのメンバーは何度も入れ替わっており、ジョン・ウェインも三銃士の一人として出演した作品があります。
この作品の見どころは、ストーニーを誘惑する酒場の歌姫役でリタ・ヘイワースが出演していることね。リタの目的が金目当てとわかり、ララバイがリタにカウボーイ生活の厳しさを語るところは笑えます。ララバイ役のマックス・ターヒュンは、動物の鳴き真似や腹話術を見せ、本業は役者でなく芸人じゃないかな。それと、野生馬のリーダーと暴れ馬が戦うシーンがあるのですが、これが中々の迫力で、馬の調教に関心させられま〜す。画像は、レイ・コリガンとリタ・ヘイワース。