さえない悪役で

nostalji2011-02-05

セルビデオの『ローンレンジャー第4巻』を観る。「知りすぎた女」「山師カーク」「無法者の巣」「死の罠」の4本が収録されています。
「知りすぎた女」は、駅馬車事務所が強盗に襲われ、留守を預かっている保安官助手は町に買物にきていたトントを犯人として捕えようとします。ところが、駅馬車でやってきた未亡人が強盗の顔を見ていたことから犯人一味に狙われるんですな。証拠もなくトントを捕らえようとした保安官助手が黒幕だということが簡単に分かるお話でした。
「山師カーク」は、命を助けたことがある金鉱所有者から遺産相続することになったローンレンジャーが、もうひとりの相続人が偽者であること見抜く物語です。独り占めしようとレンジャーを襲い、逆につかまって御用となります。相続した遺産は、本物のもうひとりの相続人と相談して、故人の遺志だった鉱業大学設立に使うのです。
「無法者の巣」は、お尋ね者を操って町を支配する悪党一味を潰滅するためにローンレンジャーは変装して彼らの仲間になります。脅されて彼らのいいなりになっている保安官を改心させ、悪党たちを一網打尽にしてメデタシ、メデタシ。
「死の罠」は、牧場主と農家の対立を利用して町を支配しようとする保安官の計略をローンレンジャーが暴く物語です。保安官に雇われた殺し屋役でジャック・イーラムが出演していました。やぶにらみのギョロ目で凄むのですが、保安官に利用されて殺されるというマヌケぶり。だけど出てくるだけで存在感があるんですよねェ。画像の真ん中で倒れているのが、ジャック・イーラムね。