今週は西部劇

西部劇パーフェクトコレクション「西部への旅路」に収録されている『モンタナの正義』(1952年/監督:レイ・ナザロ)を観る。正義に燃える若者が保安官助手となって無法と戦う物語です。

ゴールドラッシュのモンタナにやってきたジョン(ロン・マカリスター)は、ギンプ(ジャック・イーラム)たち3人が鉱山労働者とその息子を殺して金を奪うのを目撃。ジョンはポッサム(エディ・ウォラー)とその娘クレア(ワンダ・ヘンドリックス)が営む駅馬車中継所で、3人の中のひとりを見つけます。銃撃戦となり、駆けつけた保安官のプラマー(プレストン・フォスター)が犯人を射殺。プラマーは無法者たちのボスで、ジョンが殺害を目撃したことを知り、犯人が口を割る前に射殺したのね。プラマーはジョンに保安官助手になることを勧め、危険な任務につかせて殺そうとしますが……

強盗団討伐のために自警団が作られるのですが、主人公は証拠もなく処刑することに反対。州に昇格するためには法による正義が必要なんですな。愛する娘の父親が無法者を密告して悪党保安官に殺されても気づかない主人公のマヌケぶりにはイラつきますが、捻った設定には満足。テレビ西部劇『ローンレンジャー』で人気が出る前のクレイトン・ムーアが無法者の保安官助手で出演していま~す。