天使も悪魔

nostalji2011-03-25

録画していた『レギオン』(2010年/監督:スコット・スチュワート)を観る。堕落した人類を罰するために、神が人類に異変を起こすんですな。その異変というのは、天使軍団が人間の身体を乗っ取るというもので、乗っ取られた人間は、老婆が天井を這いまわったり、凶暴になったりするのね。『エクソシスト』や『スーパーナチュラル』で見られる、悪魔が人間の身体を乗っ取るのと同じです。
でもって、神の命令に背いた大天使ミカエル(ポール・ベタニー)が人類を守るために戦うのですが、場所は砂漠に一軒ある、ハンソン(デニス・クエイド)が経営するサービスステーション。大都会で破壊しまくるのでなく、B級映画らしくローカルアクションにしています。登場人物も限られるしね。ミカエルが守ろうとしているのが、誰の子かわからない赤ん坊を身篭ったウエートレス(エイドリアンヌ・バリッキ)で、その子が人類の救世主になるんだってっさ。最後は赤ん坊を殺すために現れたミカエルの兄ガブリエル(ケビン・デュランド)との大天使対決です。大天使というよりデビルマンですな。あんな気品のない天使では、信仰心も失せま〜す。