映画より大河

nostalji2011-04-28

録画していた『よみがえる大河ドラマ〜デジタルリマスター版』の「樅の木は残った」(総集編)を観る。重い内容の作品で、私好みじゃなかったのですが、吉永小百合の時代劇初出演ということで、わりと観ていた大河です。改めて観ると、とにかく出演者の顔ぶれが凄いですね。演技力のある俳優ばかりを集めた感じで、表現力の素晴らしいこと。ぐいぐい引き込まれました。NHKには総集編しか保存されていなかったのですが、全52話のうち欠番が1話あるものの、51話ものビデオがロケをした宮城県の役場に残されていたそうで、これは貴重ですよ。
ところで、原田甲斐平幹二朗)の青年時代の恋物語(相手は栗原小巻ね)は、原作にあるのですかね。これまでの大河の原作と比べると、山本周五郎の原作は1巻物ですからね。全体のストーリー展開からみて、なくても困らないエピソードのような気がしました。画像は、青年時代の原田甲斐平幹二朗)。
ちなみに、長谷川一夫主演で映画化(『青葉城の鬼』1962年・大映/監督:三隅研次)されていますが、大河の方が厚みがありま〜す。