留守録だけでなく

nostalji2012-04-13

録画していた『新・座頭市(第3シリーズ)』の22話〜23話を観た後、留守録していたNHK大河『平清盛』の9話「ふたりのはみだし者」〜14話「家盛決起」までをまとめて観る。
『新・座頭市(第3シリーズ)』の第22話「渡世人の詩(後編)」(監督:勝新太郎、脚本:中村努・奥村利夫)は、黒磯一家と藤代(小池朝雄)一家が縄張り争いしている土地にやってきた市と老渡世人森繁久弥)との交流を描いた物語です。どちらの親分も悪で、一途な若い渡世人根津甚八)を市と老渡世人が助けるのね。小池朝雄のズル賢い親分ぶりがピッタシ。
第23話「不思議な旅」(監督:勝新太郎、脚本:星川清司・奥村利夫)は、奇妙な娘(原田美枝子)と道連れになった市は、娘から“お父さん”と呼ばれ、娘を狙う悪ヤクザ(小林昭二)から娘を守ります。どちらの作品も、カツシンらしい凝った構図による演出です。セリフも少なめで、映像で見せていますね。
平清盛』は、全体のストーリーは悪くないのですが、主演の松山ケンイチは喚いているだけで、セリフに重みが感じられません。平家の棟梁として誰もが納得するような、他の者と違うカリスマ性が出ていないんですよ。ミスキャストだったかな。