続きで

nostalji2011-06-04

録画していた『処刑人Ⅱ』(2009年/監督:トロイ・ダフィー)を観る。前作の最後で、マフィアのボスを処刑した兄弟(ショーン・パトリック・フラナリーとノーマン・リーダス)は、アイルランドで父(ビリー・コノリー)とともにひっそり暮らしていたのですが、親しかった神父が兄弟の殺人手口で殺され、ボストンに帰ってきます。犯人は処刑したマフィアのボスの息子が雇った殺し屋でしたが……
ゴッドファーザー2』的な演出で新味を出そうとしていますが、基本的には前作と同じ演出手法を踏襲しています。続けて観ると、鮮度が落ちますね。犯行現場で推理する女性FBI捜査官は、前回のウィリアム・デフォーと比べると、存在感が不足しており平凡なキャラです。Ⅲを予測させるようなエンディングでしたが、もう結構。
江戸川乱歩全集第6巻の『目羅博士』と『恐怖王』を読了。月光の魔力で自殺したくなるという発想や、生まれながら獣人ゴリラ男という発想は、常識的に考えれば無理な設定と思えるのですが、乱歩独特の表現で、つい引き込まれてしまいま〜す。