時代劇としては今イチだが

nostalji2011-10-17

録画していた『雷桜』(2010年・東宝/監督:廣木隆一)を観る。母の愛情を知らずに育ち、人間不信の将軍の子(岡田将生)と、森の中で人知れず育った野生の少女(蒼井優)の純愛物語です。持病の療養のために側近(小出恵介)の故郷に来た将軍の子が、天狗が住むという森で少女と出会うんですな。少女は赤ん坊の頃、刺客(時任三郎)に連れ去られた側近の妹で、刺客が殺すことができずに育てていたんですよ。療養地の藩を取潰すために、将軍の子を暗殺しようとしますが、少女が邪魔をし、住んでいた小屋を焼いて刺客は森を去ります。少女は側近と実家に戻りますが、村での生活に馴染めません。でもって、孤独な二人は愛し合うようになりますが……
世間の常識から少しズレた二人でしたが、将軍の子が常識に従うことになり、別れがきます。蒼井優は少し変わった女の役が似合っていますね。考証的にはおかしな時代劇ですが、ファンタジーとして楽しめました。
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『隠密剣士(第五部:忍法風摩一族)』の第7話「忍法呪術者」と第8話「忍法白老鬼」を観る。小田原城での風摩との火龍の鏡の争奪戦です。風魔小太郎の妹・朧の子守り役の老忍が、死を覚悟して秋草新太郎と戦います。小田原城主の娘・綾姫は、お懐かしや、『少年ケニヤ』の美少女ケートじゃありませか。お姫様姿も悪くありませ〜ん。