テレビ版も併行して

nostalji2011-11-29

録画していた『座頭市物語』の第1話〜2話と、『隠密剣士(第六部:続・忍法風摩一族)』の第5話〜6話を観る。
座頭市物語』の第1話「のるかそるかの正念場」(監督:森一生、脚本:高岩肇)は、旅の途中で知りあった老ヤクザ(中村翫右衛門)に勧めで、市が足尾にやってくるんですな。銅山への人足口入を独占しようとしている新興ヤクザ(津川雅彦)が老舗の口入屋を狙っており、口入屋の娘(土田早苗)を助けて老ヤクザと市が活躍する物語です。
第2話「子守唄に咲いた女郎花」(監督:黒田義之、脚本:直居欣哉)は、仲良くなった少年(子役時代の坂上忍)が大商家の隠し子で、老爺の死に際の頼みで市は高崎まで少年を連れていくことになるんですな。少年と仲良しの女郎(中村玉緒)と愛人の賭博師(江原真二郎)が道連れになり、身代金をせしめようとするヤクザ(小松方正今井健二)も少年をさらおうと狙っていますが、市の活躍で少年を無事送り届ける物語です。どちらもありきたりの物語で、殺陣も平凡で、映画と比べると見劣りするのは否めません。
画像は、カツシンが歌う『座頭市物語』の主題歌「おてんとさん」のレコードジャケット。第1話〜2話では、主題歌というより挿入歌として使われていました。
『隠密剣士(第六部:続・忍法風摩一族)』の第5話「忍者風摩くノ一」は、新太郎が刺客に襲われている娘を助けますが、彼女は風摩のくノ一で、巧みに仕掛けた罠を新太郎が見破ります。くノ一は倒れた所に刀があって、突き刺さって死にます。新太郎は絶対に女は斬らないのだよ。第6話「忍者変幻黒風斎」は、娘のために風摩の抜け忍となった黒風斎が、娘を人質にとられ、条件として新太郎暗殺を引き受けますが、娘が助けられたことを知り、刀を鞘に収めます。新太郎は子持ち忍者は斬らないのだよ。