居合い全開

nostalji2011-11-22

録画していた『続・座頭市物語』(1962年・大映/監督:森一生)を観る。旅先でオツムのネジがきれている大名の揉み療治をした座頭市勝新太郎)は、殿様の秘密がバレるのを恐れた大名家から命を狙われます。平手造酒の墓参に笹川へ向かった市を、大名家から市の殺しを請け負った関宿の勘兵衛(沢村宗之助)一家が追って……
絡んできたヤクザ者に川へ落とされる瞬間、目にもとまらぬ居合い斬りで相手を斬っていた冒頭の渡し船のシーンから、大名の家来、勘兵衛一家相手に居合い斬りをたっぷり見せてくれます。そして、市が常州笠間の生まれで、恋人をめぐって争った兄(若山富三郎)と再会し、対決するのが見どころです。実の兄弟が因縁のある兄弟役で出演し、見事な立回りを見せてくれますよ。前作で別れたおたね(万里昌代)や、遺恨が残った飯岡の助五郎(柳永二郎)との決着がつき、正当な続編となっています。画像は、恋人に似ている酒場女(水谷良重)と市。
『隠密剣士(第六部:続・忍法風摩一族)』の第3話「忍者蝦蟇の太郎佐」と第4話「忍者蝙蝠伝内」を観る。蝦蟇の太郎佐の秘術によって刀が使えなくなった新太郎は、風摩小太郎と戦って崖下に転落します。負傷した新太郎は、財宝の隠し場所「風の砦」を知っている老人と孫娘に助けられ、逆さにブラ下がって空中を飛び回る蝙蝠伝内の攻撃を破り、「風の砦」で新たに「水の城」への地図を手に入れます。逆さにブラ下がってどんなメリットがあるのか、蝙蝠伝内の忍法は今イチわかりませ〜ん。