ジャッキーが悪役

nostalji2011-10-19

録画していた『キラー・ドラゴン流星拳』(1976年/監督:ローウェイ)を観る。武術の達人・梅星河(ジミー・ウォング)が、妻に毒を盛られて、あと1年の生命しかないという花無病(ジャッキー・チェン)の要請で、配下の泥棒たちと花無病の妻が持っている解毒剤を奪いにいく物語です。泥棒たちの特技や、解毒剤を守っている異様な技を使う武術者たちとの戦いが見せ場ね。ジミー・ウォングが主演した『片腕ドラゴン』や『片腕カンフー対空とぶギロチン』と同じようなトンデモ功夫映画といえます。
梅星河は王室の密偵で、上司から王室から盗まれた財宝を探すように命じられており、花無病が容疑者なんですよ。ところが、上司は花無病の仲間で、花無病が隠した財宝を独り占めしようとしていたんですな。花無病はその事を知っており、妻が上司の娘ということから毒を飲んだふりをして、梅星河を使って仲間を倒そうとしたんです。梅星河は、その技を生きて見たものはいないという“奪命流星”なる棍棒の使い手で、仲間が“奪命流星”で倒された後、独り残った花無病と梅星河の対決となります。花無病も武術の達人で、梅星河の必殺技を見破って勝利に自信を持っていたのですが、“奪命流星”にはもう一つの必殺技があって……
画像は、ラストのジャッキー・チェンジミー・ウォングの対決。たくさんの杭の上での決闘で、下は剥き出しになった剣の山ね。その上を、飛んだり跳ねたりして戦うので〜す。